開発者インタビュー

検証1:NT-4によって、毛母細胞においてアポトーシスが引き起こされるかどうか。
毛母細胞のモデル細胞としての角化細胞に対して、NT-4を添加したものと無添加のものを比べて比較してみたところ、NT-4を添加したほうが約8倍もアポトーシスが起こることが分かりました。つまりNT-4によって、毛母細胞でアポトーシスが誘導される可能性が示されたわけです。
無添加 NT-4添加
無添加 NT-4添加
茶色に染色されているのがアポトーシスを起こした細胞。NT-4を添加した場合(右)は無添加のもの(左)に比べ、明らかにより多くのアポトーシスが誘導されたことが分かる。

検証2:毛乳頭細胞において、男性ホルモンの作用によりNT-4が増加するかどうか。
男性ホルモンによって、毛乳頭細胞においてNT-4が生成されるかどうかを、遺伝子とタンパク質の2点から検証しました。
タンパク質については、NT-4が赤く染まるように工夫して、男性ホルモンを添加した毛乳頭細胞と無添加のものを比較しました。すると男性ホルモンを添加したほうがより赤く染まり、男性ホルモンによりNT-4が生成・増加していることが分かりました。さらに遺伝子(メッセンジャーRNA)においても、NT-4の生成を調べたところ、男性ホルモンを添加すると約2倍に増加していました。つまり、遺伝子が増えているからこそ、タンパク質(NT-4)も増加するということです。
これらの実験によって、毛乳頭細胞において、男性ホルモンの作用によりNT-4が増加ことも検証できました。

遺伝子とタンパク質の関係について
遺伝子というのは、簡単にいうと設計図のようなもの。そこからまずはメッセンジャーRNAと呼ばれる設計図の写しができる。そして、その写しを使って組み立てられた機械とも言えるのが、タンパク質。

無添加 男性ホルモン添加
無添加 男性ホルモン添加
NT-4を強く発現
男性ホルモンを添加したほうが、より赤く染まっていることから、NT-4が強く生成していることが分かる。

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